○NA,○○ソニック・・・こんなおっきい会社でもリストラ?
うちの会社はそんな大きくもないし余計に不安だな。。
そんな人や、会社員の人にこそ読んでほしい記事です!
私は多くのリストラ・倒産現場を経験してきました。
学生時代に飲食店を2回・新卒で入社した会社で1回の合計3回経験しております。
その度にたくさんの葛藤や不安などを経験してきました。
20代でこれほど経験してる人はあまりいないのではないでしょうか。
しかし、だからこそ伝えたいんです。自分と同じ境遇になる人を一人でも無くしたい。
そんな一心で本記事を執筆しました。
リストラの質的変化 好景気だからこそリストラの可能性も
ここ数年でリストラはその性質を大きく変化させました。
今までのリストラはというと、不景気の時に人件費削減のために行うものが主流でした。
古くは昭和恐慌で1930年代にも行われていました。
しかし、最近のリストラは今までのリストラとは質的に異なっています。
・景気が良い時代の時にこそ不採算事業から撤退するため
・コロナ不況など不確実性にあらかじめ対応するため
などなど
冒頭に挙げたような大企業が、リストラを進めているのはこのような背景があります。
リストラに対する解決策
リストラは、組織全体に多くの心理的影響をもたらします。
リストラは本当の最終手段です。
①リストラの目的・合理性を従業員に真摯に説明し続ける
②会社に依存しないスキルを身につけておく
この2つが、リストラに対してとても重要です。
①は、リストラを行う企業に対して言いたい。
従業員はリストラに対して敏感です。特に年齢が上がるにつれて不安感や危機意識が高い傾向にあります。その中でリストラの目的や合理性を説明しないことには、従業員の中で不信感が高まってしまうのは無理もないことだと思います。
②は、個人でできることです。
悲観的に行動し、楽観的に行動せよ
起こりうる最悪の状況を考えながら、もしそうなっても生活に困らない生活の基盤を
整えておくことが大切です。
生き残ったのは誰?サバイバルとは
重松清さんの『みぞれ』という短編集の1つに、「メグちゃん危機一髪」というお話があります。
本来北海にいるはずなのだが、東京の薄汚れた運河に突如として現れたアザラシのメグちゃん。電車の高架下から見えるその姿は、仕事に向かう人々にいっときの話題と癒しを与えていました。
電車からメグちゃんを眺めるうちの1人にいた営業一課の工藤と営業二課の新井は、
まさに事業再編・リストラの最中にありました。片方が課長として本社に残り
片方が子会社への片道切符。まさにデスレース。
堅実な営業スタイルの工藤。積極的な攻めのスタイルの新井
本社が選んだのは、「守り」の工藤でした。
しかし、翌日から新井は全く会社に姿を出さなくなってしまいました。
このままでは子会社への顔向けができない。工藤を推した部長の面目がもたない。
無断欠勤を続ける新井に、工藤が説得に行った時のやりとりが印象的でした。
新井「本社の課長に選ばれたんじゃなくて、リストラ社員に選ばれなかったっていうだけなんだ、おまえは。わかるか?俺の行ってる意味。選ばれたのは俺なんだよ。リストラ社員として、俺が選ばれて、おまえは選ばれなかった。だから、俺はおまえの代わりにはなれない。でも、おまえはいつでも俺の代わりになっちゃうんだ。わかるだろう?会社は課長を1人残したかったわけじゃなくて、リストラで出向する奴を一人つくりたかっただけなんだ。」
みぞれ 重松清著 ページ259
サバイバルを「生き残り」と訳せばかっこがいいけど、「逃げ遅れ」とも言えるのではないか?
そんな思いが工藤の頭をよぎりました。
私たちもメグちゃんのように、薄汚れた運河に迷い込んでしまっていることがあるのかもしれません。
同じ会社の同じ人とだけ関わっていると、今いる場所がどこなのかがわからなくなってしまいます。
広い海はすぐそこにあるのに。
そうならないためにtwitterは素晴らしいツールですね。
私たちも、もしかしたら新井のように「選ばれて」しまうかもしれない。
そんな時に路頭に迷わないために、選択肢をもてるために副業であったり
スキルアップが必要なんです。
会社の業績や世間の状況など自分ではどうしようもないこともあります。
しかし、
副業で稼ぐ能力を持っていること
これは自分の努力でできる範囲にあります。
最後までお読みいただきありがとうございます!
何が起こるかわからないこんな時だからこそ
万が一に備えて行動していきたいですね!
悲観的に考えて、楽観的に行動していきましょ〜!!
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