久しぶりの投稿になってしまいました。
経理ブロガーのふるとりです。
私ごとですが、最近失恋をしてしまったんです。
ここ最近は失恋の名言(迷言?笑)集をみてたくさん元気をもらっていました。
その中で
幸せって愛だけが遠いよね
って言葉がありました。
ん??どういうこと??
って思いよく考えてみると
タイピングするときに愛(I)だけ確かに遠いんです
そのことと思うようにいかない恋愛のことを結んで発言したのだと思います。
なかなかポエスティックだと思いつつ
失恋をした直後の自分にとって色々考えさせられる言葉だったのです。
この記事では一見すると取っ付きにくい会計・経理の知識を学びながらそれが
実務にどう影響してくるのかを解説しています。
簿記のモチベをあげたい
もっと仕事の満足度をあげたい
そんな人にオススメな記事です!3分程度で読めちゃいます。
社員にとっての幸せとは
さて、今回はそんな「幸せ」についての記事になります。
会社で働く社員にとって幸せの指標とは
従業員満足度(Employee Satisfaction 以下ES)
で表現することができます。
しかし終身雇用性の崩壊が進み、雇用の流動化が進んでいく現代にあって
一度雇用したら定年まで働いくれる「性善説」がなくなりました。
働いてくれている社員にも気遣い、
社員のモチベーションやロイヤリティを
高めていくことの必要性が高まったことが背景にあります。
資産と費用であることの違いの本質
BSとPLという違いはあれど、同じ借方(左側)に計上される両者
ですがその本質は全く異なります。
資産・・・将来の利益を出すための源泉
費用・・・経営活動によって支出された費用のこと
わかりやすいのが物品の購入です。
会社で使うためにボールペン100円とPC60万円を現金で購入しました。会計では
消耗品費(費用)/ 現金 100円
備品(資産)/現金 600,000円
として処理します。
それはPCが、将来の利益を生むための源泉とみなされるものであり
一定の年数などで減価償却をしていくことになります。
減価償却に関する記事はここでも紹介しているので
より詳しく知りたいかはぜひ読んでみてください。
企業会計・管理会計上の考え方
Q:社員は資産なのか、費用なのか
A:費用です。
簿記や会計上の答えはこうです。
補足をいうと、
情的感情を持ったその人本来を、機械をはじめとした固定資産たちと類似させているのではなく
社員を雇うのに伴い支出される諸経費(人件費)のことを指しています。
当然ですが、社員を雇うとなると給与やボーナスを支払う必要があります。
これが会計上は費用として計上されるのです。
その前提の上で
企業会計では、原価なのか販管費なのか
管理会計では、変動費なのか固定費なのか
といった分類をします。
社員は資産と考えたほうがいい理由
会計上では、確かには「人件費」として扱われる社員ですが
経営の意思決定では資産と見たほうが良いと考えています。
もし経営不振で社員の整理をしなくてはいけないなどなった際、
費用としてみなしているとより金額の安い外注化や人員整理に考えがいきやすいです。
それは費用を削減することで、利益を作ることができ株主や金融機関に対して
いい顔向けをしやすくなる動機付けを与えるからです。
資産とみなしている会社は違います。
機械など他の資産では、かけた費用よりも利益の回収が難しい場合
「減損会計」という処理をします。
それは会社の経営判断の失敗だと認識されています。
ですので簡単に社員をクビにすることはせず、
配置転換や生産性の向上などを考える動機付けを与えるのです。
まとめ
会社が社員のことをどのようにみなしているのか。
人件費は費用だけれども、会社員という人で見るなら資産としてみなしたほうが
良いと考えています。
資産と費用のどちらで会社がみなすかによって生じる
会社の行動原理の違いを会計の側面から解説しました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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