・失敗した責任を他人に押し付けてしまう
・恋愛がうまくいかない。付き合えても長く続かない
・他人に対して基本的に関心が持てない
・思ったことをすぐ言ってしまい、トラブルになってしまったことがある
そんな体験のある人に読んでほしいです。
【簿記を学んでください】
こう強く言っても強すぎることはないと思う。
もちろん、簿記のメインはビジネスを理解すること
でもそれ以外のメリットもたくさんあるんです。
簿記の考え方がわかれば
自分の強み・弱みを再認識することもできるし
浪費をなくすこともできるし
思いやりが身につくし
ビジネス以外でたくさん活かせることがあるんです。
教科書では語られない、現役経理が感じたままを書きます。
簿記に興味を持ってくれる人が増えたらとても嬉しいです。
約3分で読めます。
結論
簿記を学ぶことで、相手がいることの大切さを知れる。
相手への感謝の気持ちを認識することで他人への思いやりが身につく
日本の思いやり順位は何位なのか
東京オリンピックの誘致の時に話題になった「お・も・て・な・し」の精神
そこからは日本の順位が高いのでは?と考える人も少なくありません
しかし毎年イギリスのチャリティー団体が公表している指数をみると
「この1ヶ月の間に、見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」
「この1ヶ月の間に寄付をしたか」
「この1ヶ月の間にボランティアをしたか」
の3つの項目の総合順位で日本は最下位の114位と結果になっています。
今年はコロナ禍もあり大変な時期でしたが、大変な時期だからこそ相手への思いやりの気持ちは忘れずにもっていたいものですね。
なぜ思いやりがなくなってしまったのか
『個人主義が行き過ぎてしまった結果』
個人主義や個人という言葉がそもそも、近代西洋に端を発する言葉です。
個人が部族・宗教・帝国によって集団の一部に組み込まれていた時代では、
個人という概念は生まれません。
個人と他者との間に区別がないからです。
しかし14世紀のルネサンス以降、宗教・土地・職業からの人間の解放が徐々に進んでいきました。
ここで人々に「個人」「自由」「自立」の考えが形成されていきました。
近代の歴史はまさにこの「個人」「自由」「自立」の獲得の歴史だったと言えます。
19世紀ギリシアの人々は、トルコの支配からの自由を求めて血を流したし
20世紀のアメリカの黒人解放の歴史も、この延長だと言えます。
ここで大切なのが、
個人という言葉の裏側には、他人の存在が前提されているということ
です。
他人は自分を映す鏡であるということ
これを忘れてしまうと、自己中心主義へとなってしまいます。
ある国がそれまで支配されていた国から独立を目指す場合、支配する相手がいて初めて
独立を望めるのです。
簿記でどうして思いやりが育つのか
簿記を学ぶということは、まさに
他人は自分を映す鏡であるということを実感できるからに他なりません。
具体的な経理事例を出します。
例えばグループ会社間で費用の振替が発生した場合・・・
Q:A会社は、本来なら同じグループ会社のB社から支払いをすべき広告宣伝費10,000円を先方に支払いました。この時の仕訳はどうなりますか
簿記の考え方では、発生した費用はB 会社に属します。A会社では広告宣伝費を計上しません。
このようになります。
●A会社が先方に支払った時の仕訳
立替金-B会社10,000 / 預金 10,000
となり
そして月末に次の処理をします。
●A会社の仕訳
預金(B会社からの入金)10,000/立替金-B会社10,000
●B会社の仕訳
広告宣伝費10,000/預金(A会社に対する支払い)
他に簿記を勉強していると、仮受・仮払・買掛・売掛などの言葉が出てきます。
これらに共通しているのは、相手の存在があるということです。
抹消的な違いこそあれ、誰に対しての支払い(入金)なのかという違いだけなんです。
立替金なら、B会社が支払いをすべき金額をA社が立替をすることで初めて立替金の科目を使用することができます。
このように勘定科目1つ1つとっても完全に自立していることはありえません。
簿記を学ぶということは、相手がいないと自分がいれないことを知るということです。
相手がいないと何もできないと認識することで相手への感謝の気持ちが出てきます。
そして相手への感謝の気持ちから、思いやりの精神が育まれるのです。
まとめ
簿記を学ぶということで、相手がいることの大切さを知れる。
他人がいないと自分がいれないんだと認識することで他人への思いやりが身につく
最後までお読みいただきありがとうございました!
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